報告
「数理・データサイエンス・AI教育普及展開シンポジウム」を開催しました
日時:令和5年3月3日
開催場所:文系講義棟2階215教室、Zoom(ウェビナー)
2023年3月3日(金)琉球大学文系講義棟215教室において、「数理・データサイエンス・AI教育普及展開シンポジウム~数理・データサイエンス・AI教育の更なる普及展開に向けて~」(主催:琉球大学数理・データサイエンス・AI教育推進室、共催:おきなわ数理・データサイエンス教育普及連絡会)を開催しました。
はじめに、琉球大学数理・データサイエンス・AI教育推進室長の獺口教授から開会のあいさつがあり、続けて事業説明がありました。本学が開講している教育カリキュラム(https://mds.skr.u-ryukyu.ac.jp/mds/curriculum/)の概要及び特定分野校(社会科学)&ダイバーシティ推進校としての取り組みについて説明がありました。
続いて、基調講演として、有限会社ゑびや・株式会社EBILAB 代表取締役 小田島春樹氏から「老舗企業は変革し続ける 伊勢から変革する理由~データを活用したコロナ禍での私たちの取り組み~」というテーマで、伊勢の老舗食堂「ゑびや」の経営においてデジタル化やデータ分析の手法を取り入れた背景や具体的な取り組みの内容についてご講演いただきました。その後の質疑応答は、Slidoを活用した全員参加型の内容で展開され、参加者の関心の高い質問にお答えいただきました。
座談会では、「これからの社会に必要なデータサイエンス人材とは」をテーマに、基調講演に登壇された小田島氏、国際地域創造学部4年次の當山さん、工学部の岡﨑教授、国際地域創造学部の山田准教授が、それぞれの立場から、沖縄でのデータ活用の可能性やデータサイエンス人材育成についてお話しいただき、これからの社会に有用な人材育成のために必要なことなどについて活発な意見交換が行われました。
最後に、西田睦学長から、今後も引き続き数理・データサイエンス・AI教育の推進に取り組むとともに、デジタル社会の実現に大きく寄与していくという力強い言葉があり、シンポジウムは締めくくられました。
後援いただいた大学コンソーシアム沖縄や、数理・データサイエンス・AI教育強化拠点コンソーシアム九州・沖縄ブロックのほか、沖縄ITイノベーション戦略センターの協力もあり、本学教職員や学生のほか、県内外の関係機関、企業等から会場・オンラインを含め、約215名の方々にご参加をいただきました。事後アンケートにおいても、9割以上の方に「非常によかった」、「よかった」と回答いただき、数理・データサイエンス・AI教育の普及展開に向けて、非常に有意義なシンポジウムとなりました。