令和7年11月27日・28日に沖縄県立八重山高等学校にて出前授業を実施
令和7年11月27日および28日の2日間、沖縄県立八重山高等学校において、「情報Ⅰ」を履修する生徒を対象とした出前授業を実施しました。本事業は、離島地域における数理・データサイエンス・AI教育の機会拡充を目的として、本学が継続的に取り組んでいる取組の一環として実施したものです。
当日は、琉球大学国際地域創造学部および工学部の教員が中心となり、クラスごとに分かれて講義を行いました。授業にあたっては、データサイエンスの基礎的な考え方や分析の視点を導入として位置付けるとともに、離島地域における課題や身近な事例を題材とした内容を盛り込むことで、生徒が「情報Ⅰ」で学ぶ知識を具体的な文脈の中で理解できるよう、教員が独自に資料を作成し授業を実施しました。計5クラスについては琉球大学教員が担当し、残りの1クラスについては八重山高等学校の宮里先生に担当していただきました。
授業では、主に以下の観点を中心に講義を行いました。
- 現代社会における数理・データサイエンス・AIの役割と、それらを利活用するために必要な知識・技術
- 大学における教育研究活動の中での数理・データサイエンス・AIの位置付け
- 数理・データサイエンス・AIを学ぶ上での「情報Ⅰ」の役割
八重山地域のような離島地域においては、データ活用や情報技術に関する学修機会が限られる場合もあります。今回の出前授業を通じて、生徒がデータサイエンスに対する理解を深めるとともに、「情報Ⅰ」で学ぶ内容を地域や社会の課題と結び付けて捉える視点を養うことを目的として実施しました。
琉球大学は、今後もへき地・小規模校を含む地域における数理・データサイエンス・AI教育の普及に継続して取り組んでまいります。


【授業実施日および担当者】
令和7年11月27日(木)
11:05~11:55(3限・50分)
対象:2年2組(普通科)約30名
12:05~12:55(4限・50分)
対象:2年4組(普通科)約30名
令和7年11月28日(金)
10:05~10:55(2限・50分)
対象:2年5組(普通科)約30名
11:50~12:40(4限・50分)
対象:2年1組(国立大学進学クラス)約40名
12:05~12:55(5限・50分)
対象:2年6組(普通科)約30名
※2年3組(普通科)約30名は琉球大学教員が作成した出前授業用資料を使用し、事前に授業内容の共有および琉球大学教員による授業の聴講を行ったうえで宮里共有が別日に実施。
担当
獺口 浩一 教授(琉球大学 国際地域創造学部)
山田 健太 准教授(琉球大学 国際地域創造学部)
岡﨑 威生 教授(琉球大学 工学部)
宮里 麻衣 教諭(沖縄県立八重山高等学校)
